劉宝崑博士は、清朝宮廷派御医の伝統を受け継ぐ 名門の家系に生まれました。彼の先祖である伊桑阿 (イサンア)は、清朝の皇家太医院に仕え、宮廷 派の正骨術を創始すると共に、中医学の技術を伝 授する学堂を設立したことで知られています。 劉博士は、幼少期より血脈の影響を受けて中医学 に強い関心を抱き、この貴重な遺産を継承・発展 させることを志します。中医学の分野において 卓越した造詣をもつだけでなく「中西医統合」の 研究と実践にも尽力しています。北京中医薬大学において教鞭を執り専門 医向けの特別講座を開催する他、中国国家体育総局では医務監督及び主治 医を務め、劉博士が伝えた医療技術は現在も広く応用・普及されています。 1988年9月には、さらなる治療技術の向上を目指し日本医科大学に留学し、 病理学博士課程を修了。その後、ハーバード大学、コロンビア大学、東京大学、 モスクワ大学などの学術機関で中医学の教育と研究を携わりました。また 国際医学界においても高い評価を受け、「中西医比較医学」の研究に世界 で初めて着手し同名の講座を開設。海外各地で巡回講義を行い中医学の 世界的な普及に貢献してきました。 2004年 8 月にはニューヨークに私立病院を創設し、世界各国の難治性疾患 の研究と治療に専心しました。2024年 7 月には『世界無形文化遺産保護開発 財団』の伝統中国医学発展委員会副委員長に任命され、中医学と中医薬の 国際交流・普及にも尽力しています。 劉博士の業績は中医学の発展に対する卓越した貢献を示すだけに留まらず、 「中西医統合医療」に関する独自の学識と国際的な影響力を反映しており、 その取り組みは、中医学を世界に広める上で重要な役割を果たしています。 (出典:「百度百科」より抜粋和訳) 任 命 書 世界無形文化遺産保護開発財団(WICHPDF)は、2023年より 国連経済社会理事会との特別協議資格を有する非政府組織です。 本書により、劉宝崑博士が世界無形文化遺産保護開発財団の伝統 中国医学発展委員会副委員長に任命されたことを証明します。 劉博士の伝統中国医学における広範な専門知識、および伝統 中国医学と西洋医学の統合における卓越した業績は、無形文化 遺産の保護および促進を世界的に推進する上で重要な役割を 果たすことになるでしょう。 この任命は2024年7月1日より発効し、3年間の任期が続きます。 世界無形文化遺産保護開発財団 理事長 世界が注目する劉宝崑教授と中医薬の未来 国際文化遺産保護の分野において、喜ばしいニュースが飛び込ん できました。世界無形文化遺産保護開発財団(WICHPDF)という、 世界の無形文化遺産の保護・伝承・発展に尽力する権威ある機関 が、中医薬界の傑出した代表である劉宝崑教授を、同財団中薬発展 委員会の副委員長に任命することを正式に発表しました。 この任命は、中医薬文化が国際舞台でさらに重要な一歩を踏み出 したことを示すだけでなく、世界の中医薬事業がかつてない発展の 機会を迎えることを予兆しています。 中西医統合医学の先駆者、難病治療のエキスパート 劉教授の学術的キャリアにおいて、中西医統合は彼が一貫して追求 してきたテーマです。伝統的中医の奥深さと現代西医の精度と効率 性がそれぞれ異なる利点を持つことを理解し、これらを有機的に結合 させ、患者により包括的で効果的な治療法を提供することに尽力し てきました。特に難病治療の分野で劉教授は独自の地位を確立し、 その研究成果は、国際医学界で広く注目されています。 彼は、リスクが最も低い中国医学の方法で患者に最良の効果をも たらすことを強調しており、この理念は患者の信頼を得るだけでなく、 国際医学界において中医学の新たなイメージを築き上げました。 (中略) WICHPDF の会長は、劉教授の加入を熱烈に歓迎し、高く 評価をしました。彼は、劉教授が中医薬文化の伝承と革新において 大きな潜在力を持っていることが、財団の活動に新たな活力を注ぐ ことになると考えています。財団は劉教授の加入により中医薬文化 の国際交流と普及をさらに促進し、世界中で中医学が発展すること を期待しています。また劉教授の指導の下で、中医療文化が世界中 でさらに輝かしい成果を上げ、人類の健康事業により大きな貢献を 果たすことを信じています。 今回の任命は、劉教授個人の業績を認めるだけでなく、世界無形 文化遺産保護開発財団の今後の活動を大きく後押しするものです。 我々は、WICHPDF と劉教授の協働・努力により、中医学文化がより 輝かしい未来を迎えることを確信しています。 2024年8月5日 (出典:中国網記事より抜粋和訳) 劉 宝崑 MD, PhD. 上海交通大学 伝統中医薬発掘・継承革新センター特別顧問 「伝統中国医学発展委員会」副委員長の任命証書 劉博士の功績と栄誉を伝える「中国網」記事 同イベントで「科学技術協力協定」が締結され基調講演を劉博士が行った 第 12 回 中国・イタリア「イノベーション協力週間」 中医学関係者も参加して相互人材交流が始まっていくこととなった 49
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