銀座飛雁閣お取り寄せカタログ2025/26

スリランカの紅茶産業 大英帝国の黄金の遺産 紅茶への飽くなきこだわり スリランカの紅茶産業は、19世紀中頃に大英帝国の支援を受け て発展しました。1835年創業のジョージスチュアート社は、セ イロンティーの品質向上と世界展開に貢献。恵まれた自然条件の 高地で生産される紅茶は1893年のシカゴ万博で国際的評価を獲 得し、以来「セイロンティー」は高級紅茶の代名詞となりました。 お茶は農産物かつ発酵食品であり、安定した品質には熟練の技 術とその継承が不可欠です。イギリス植民地時代に確立された、 『いつ、どの茶園で、どのエリアで製造されたか』がわかる明確な ロットナンバー管理により、混ぜ物のない本物の紅茶をお届けで きます。大英帝国植民地時代の遺産として、確立された産地ブラ ンドと品質管理体制が残っているのです。 創業1835年から変わらない信念。ジョージスチュアートティは、 セイロン高地で育まれる最高級の茶葉のみを使用します。朝露に 輝く一芽二葉の厳選、絶妙な摘み取りのタイミング、そして伝統 的な発酵・乾燥工程。一切の妥協を許さない品質管理が、豊かな香 気と奥深い味わいを生み出しています。高地産の上質な茶葉から 生まれる風味は、世界中の紅茶通を魅了し続けてまいりました。 日本とのつながり 2011年、スリランカ駐日大使として選任されたW. カランナ ゴダ海軍大将は東日本大震災直後にも関わらず予定通り来 日し、被災地へ自ら足を運び支援活動を行いました。これは 2004年のスマトラ沖地震・津波時に日本から受けた援助への 恩返しでした。この行動に感銘を受けた弊社は、外務副大臣の 紹介で大使と面会。その後2年間にわたり親交を深める中で、 大使から「スリランカ最古の紅茶メーカーGeorge Steuart社 の日本輸入をしてほしい」との依頼を受けました。大使の期待 に応えるべく、1835年創業の同社製品の輸入を決断。当初は 課題があったものの、茶葉選定、アロマ量、包材デザイン等を 日本市場向けに徹底的に改良しました。サンプル5万個を配 布する地道な努力の末、全日空・JALのビジネスクラスでの採 用を皮切りに認知度を高めることに成功。一人の軍人外交官 の誠実な行動から始まった友好関係が、スリランカと日本を 結ぶ新たな絆となっています。 飛雁閣の紅茶として オレンジブロッサムを採用 コース料理をご注文のほとんどの お客様にご賞味いただくあのオレ ンジ風味の紅茶、実はジョージス チュアートティなのです。

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