銀座飛雁閣お取り寄せカタログ2025/26

116 サプリメントの業界では真偽の不確 かな情報があふれており、何が正し いのか、何を信じていいのか判らなく なっています。そのために客観的な情 報やデータによる科学的根拠(以下エ ビデンス)必要となります。特にこのエ ビデンスが、医療分野において治療 する際の有効性や安全性に対して、 信頼性の高い証拠となります。 ナンキョクオキアミから抽出してい る油、クリルオイルの主な成分は、EPA (エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコ サヘキサエン酸)・アスタキサンチン・リ ン脂質(レシチン・ファスファジルコリン) で、これにビタミンDを加えたものが、 アーケルバイオマリン社製のヒト用サ プリメントのクリルオイル(以下クリルオ イル)です。 次に、クリルオイルの成分(EPA・ DHA・アスタキサンチン・リン脂質)の エビデンスが証明するヒトに対する効 果は、以下のようになります。 心臓・血管疾患のリスク軽減作用・ 血中中性脂肪の低下作用・脂質代謝 異常症の改善作用・糖尿病の発症 率低下作用・糖尿病性網膜症の予 防作用・乳児の生育、行動、視覚発達 作用・関節リュウマチの症状緩和作 用・乳児湿疹、食事性アレルギー、アト ピー性皮膚炎、小児喘息、花粉症な どのアレルギー性疾患の症状軽減作 用・うつ症状の緩和と発生率低下作 用・認知症の緩和と発生率低下作用・ 月経前症候群(PMS)、更年期障害 の症状の有意な改善作用・男性の生 殖機能の有意な改善作用など、ビタミ ンDについてははっきりと解明されて いない部分もありますが、事実として、 日本人の98%がビタミンD不足である こと、ビタミンDのサプリメントを摂取す ることで、がんの死亡率が12%減少す ることが挙げられます。更に、コレステ ロールから作られるためステロイド骨 格を持っており、全身のすべての細胞 にステロイド受容体があることから、不 足すると全身に何らかの異常を起こ すことは、容易に想像できます。 これらのエビデンスに基づいたクリ ルオイルと、今回発売される動物用ク リルオイル(以下アニクリル)は、成分 的には全く同じものです。 現在、ペットの世界でもヒトと同様に 飽食の時代で、ヒトの生活習慣病と同 じような病気(がん、糖尿病、膵炎、胆 嚢・胆管疾患、肥満症、アレルギー疾 患など)が増加しています。 更に、獣医療の発達により、ペットの 高齢化が進んでおり、それに伴う疾患 (心臓病、腎臓病、肝臓病、関節疾 患、認知症など)も増えてきています。 当院では、クリルオイルのエビデンス を基に以下の症例に使用しています。 (がん、心臓病、肝臓病・ 胆嚢炎・胆管炎、膵炎、関 節疾患、アレルギー性疾 患、問題行動、認知症、虚 弱子犬・子猫、老齢犬・猫、 避妊去勢後犬・猫などの 補助食品として) 今後の課題としては、日 本におけるペットの血中ビ タミンDおよびオメガ3脂肪 酸濃度の基準値の作成、 また、アニクリルを使用した 階層の高いエビデンスを 作る必要があります。 登米市において 東北有数の動物病院を 経営する専門医 医学博士 菅原旭浩 先生 菅原犬猫病院(宮城県)院長 1987年3月 北里大学獣医学科卒業 同4月 東京都内の動物病院で研修 1988年4月 麻布大学附属病院研修生 1989年2月 菅原犬猫病院開院 2001年4月 東北大学医学部放射線科研修生 2003年9月 アメリカ テネシー大学獣医学部放射 線科研修生 2012年3月 東北大学大学院医学系研究科卒業 医学博士取得 菅原犬猫病院 https://s-ah.com

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