106 サプリメントの業界では真偽の不 確かな情報があふれており、何が正し いのか、何を信じていいのか判らなく なっています。そのために客観的な情 報やデータによる科学的根拠(以下 エビデンス)必要となります。特にこの エビデンスが、医療分野において治 療する際の有効性や安全性に対して、 信頼性の高さの証拠となります。 ナンキョクオキアミから抽出して いる油、クリルオイルの主な成分は、 EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA (ドコサヘキサエン酸)・アスタキサン チン・リン脂質(レシチン・ホスファチ ジルコリン)で、これにビタミンDを加 えたものが、アーケルバイオマリン社 製のヒト用サプリメントのクリルオイル (以下クリルオイル)です。 次に、クリルオイルの成分(EPA・ DHA・アスタキサンチン・リン脂質)の エビデンスが証明するヒトに対する 効果は、以下のようになります。心臓・ 血管疾患のリスク軽減作用・血中中 性脂肪の低下作用・脂質代謝異常症 の改善作用・糖尿病の発症率低下作 用・糖尿病性網膜症の予防作用・乳 児の生育、行動、視覚発達作用・関節 リュウマチの症状緩和作用・乳児湿 疹、食事性アレルギー、アトピー性皮 膚炎、小児喘息、花粉症などのアレル ギー性疾患の症状軽減作用・うつ症 状の緩和と発生率低下作用・認知症 の緩和と発生率低下作用・月経前症 候群(PMS)、更年期障害の症状の 有意な改善作用・男性の生殖機能の 有意な改善作用など、ビタミンDにつ いてははっきりと解明されていない部 分もありますが、事実として、日本人の 98%がビタミンD不足であること、ビ タミンDのサプリメントを摂取すること で、がんの死亡率が12%減少すること が挙げられます。更に、コレステロー ルから作られるためステロイド骨格を 持っており、全身のすべての細胞にス テロイド受容体があることから、不足 すると全身に何らかの異常を起こすこ とは、容易に想像できます。 これらのエビデンスに基づいたクリ ルオイルと、今回発売される動物用ク リルオイル(以下アニクリル)は、成分 的には全く同じものです。現在、ペッ トの世界でもヒトと同様に飽食の時 代で、ヒトの生活習慣病と同じような 病気(がん、糖尿病、膵炎、胆嚢・胆管 疾患、肥満症、アレルギー疾患など) が増加しています。更に、獣医療の発 達により、ペットの高齢化が進んでお り、それに伴う疾患(心臓病、腎臓病、 肝臓病、関節疾患、 認知症など)も増え てきています。 当院では、クリル オイルのエビデンス を基に以下の症例 に使用しています。 (がん、心臓病、肝 臓病・胆嚢炎・胆管 炎、膵炎、関節疾 患、アレルギー性 疾患、問題行動、認 知症、虚弱子犬・子 猫、老齢犬・猫、避妊 去勢後犬・猫などの補助食品として)。 今後の課題としては、日本におけるペッ トの血中ビタミンDおよびオメガ3脂肪 酸濃度の基準値の作成、また、アニク リルを使用した階層の高いエビデンス を作る必要があります。 サプリメントは日本では食品として 扱われることが多く、医薬品ほど厳密 な審査や副作用の監視が行われてい ないという事実があります。そのため、 しっかりとしたエビデンスがあることが サプリメントを選択するうえで重要な ポイントとなります。まず、なぜクリルオ イルが世界的に注目されたのか?その きっかけは、1960年代デンマーク領グ 登米市において東北有数の 動物病院を経営する専門医 医学博士 菅原旭浩 先生 菅原犬猫病院(宮城県)院長 1987年3月 北里大学獣医学科卒業 同4月 東京都内の動物病院で研修 1988年4月 麻布大学附属病院研修生 1989年2月 菅原犬猫病院開院 2001年4月 東北大学医学部放射線科研修生 2003年9月 アメリカ テネシー大学獣医学部放射 線科研修生 2012年3月 東北大学大学院医学系研究科卒業 医学博士取得 菅原犬猫病院 https://s-ah.com クリルオイルの特徴 宮城県登米市の菅原犬猫病院。県外からも患者が続々と集まる。 菅原犬猫病院。県外からも患者が続々と集まる。
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